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2006年5月 1日 (月)

リハビリ見学(術後49日目)

今日は初めてリハビリを見学した。

まず足のリハビリでは、理学療法士(PT)さんが足をマッサージ。
PTさんの頭をじっと見ながら、マッサージを受ける母。
白髪を見つけて、嬉しそうに毛を抜くしぐさをしてイタズラをする母。
PTさんも気づき「最近、白髪増えちゃって。僕、何歳に見えますか?」
と母に聞く。
少し考えて「うちのせがれよりも若いかな」と言う。
「息子さんは何歳ですか?」と聞かれると「30歳。」という。本当は33歳だ。
PTさんは「僕は35歳なんですよ。」と言うが、とても若く見える。

マッサージが終わると、自分で杖をつきながら廊下を歩く練習だ。
後ろでPTさんが付いて、ちょっとふらつくと支えてくれる。
ゆっくりだけど、ふらついたりするけど、足を踏み出して歩いている!!
すごいじゃん。お母さん。

10m位歩くと、廊下の行き止まりになり、そこに置いてある椅子で一休み。
STさんが脈を測る。
そして、またこちらに向かって歩いてくる。車椅子に座って一休み。
次は、廊下の行き止まりで休まずに、廊下を往復して歩くことができた。
すごい。

STさんによると、最初は立っただけで気持ち悪いと言って帰ったそうだ。
だんだん歩く距離が伸びてきたね。
前回はもっと脈も速かったけど、だんだん体がしっかりしてきたね。という。

そして、次は踏み台を使った訓練。
ちょうど階段一段位の高さの踏み台が、平行棒の間に間隔をあけて置かれている。
平行棒を支えに踏み台を上がたり降りたりして、前に進んでいく練習だ。
今度は、手で体を支えられるため、さきほどより足をしっかり踏みしめている。
手の力は強いようだ。
「左で上って、右で下りて。今度は右で上がって左で下りて。」
左右の区別もつくようで、指示通りに足を上げて進んでいた。

思ったより足が動く事にびっくりしてしまった。
これは意外と歩けるようになるのは早いかもしれない。
嬉しい誤算である。

この後、すぐに作業療法士さん(OT)の所へ移動。
まず、おもり付の棒を上げ下げする腕の体操。ちょっと重そうだ。
風船でトスを100回。 これは楽しそう。
腰を使って、わなげを入れる練習。 腰がふらふらしている。

そして、ゴムをつかったトイレ訓練。
ウエストと同じサイズくらいのゴムを頭からかぶり、ウエストの位置で止める。
それをパンツのゴムと想定して、中腰になりながらひざまで下ろす練習だ。
これが、以外に難しいようだ。
腰がふらついているせいで、ひざまでゴムを下ろすことができないのだ。
それじゃ、ぬれちゃうよ。とOTさんに言われるが、
トイレを想定しているという状況が理解できていない様子。

そこで、実際にトイレに行って、練習をした。
トイレに座らせようとすると、勢いよくオシリを便器に落とす。
どうやら腰に力が入らないようで、そっと座るということができない。
トイレで立ったり、座ったり、オシリを拭いたりする動作で思ったより腰の力を使うことがよくわかった。なるほど、あの腰の感じでは、まだ自信がもてないのもうなずける。

どう、出そう?とOTさんに言われるが、「よくわからない。」と言う母。
結局、トイレに座ったけど、用は足さなかったようだ。
「自分でトイレ行きたくならない? オムツ気持ち悪くない?」
とOTさんに聞かれると「ここに来てからずっとこれだから慣れた」という母。
「一時退院はできないの?」と聞かれると「許可が下りないの。」なんて言ってる。
そんなこと聞いたこともないのに。

明日から時間をきめて療法士さんがトイレに連れて行くとのこと。
慣れたら、オムツからトレーニングパンツに移行するらしい。
まるで、赤ん坊と同じだな。

言葉のリハビリでは、発音練習のようなことをしているようだ。
もうひとつは、「頭の訓練」と母は言っている。
それはカードを見て、その名称を答える練習らしい。
これはもう終了だと言われたという。
次はもう少しステップアップするのだろう。
何をやるのかな?? そういう内容って家族には教えてくれないのかな?
看護婦さんに聞いても、「先生はなんていってますか?」と質問を質問で返される。
明確な答えは返ってこない。いったい誰に聞けばよいのやら。

部屋に戻るど、さすがに疲れた様子の母。
今日は、母にとっては過密スケジュールの日だったようだ。
「朝から風呂入って、言葉のリハビリ、足のリハビリ、手のリハビリで忙しいね。」
と言うと、昼も食べてないと言う。
それは、ウソだ。
母は、昼を食べていない―と言うことがよくある。
そのへんの記憶に関しては、まだまだ曖昧だ。

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コメント

りんごさん、こんばんわ♪
全部の内容はなかなかまだ読めていないのですが、りんごさんものすごく細かくお母様の闘病期間の様子、覚えてらっしゃるんですね!それに本当に驚きです。
私も闘病日記として、綴ってはみたのですが、やはり本当につらい時期のことは、覚えていないこともあったり、覚えていても全てをブログで書き記していくと、うまく表現できずに、読んで下さる方々に恐怖心を与えてしまったり、不快な気分にさせてしまうのではないだろうか・・・、と悩んだ末、あれぐらいの内容で留めておいてました。
でも、りんごさんのブログを拝見すると、お母様を思いやる気持ちが伝わってきて、とても分かりやすく書いていると思いました。不快な気分にさせることなどは全くないし。
看てきた家族の側からの視点と、患者本人からの視点の違いはあるのかも知れないけど。

やはり私の時よりは、重く症状が出てしまったようでご苦労されたんだなぁと思いました。
でも命があるだけでもラッキーと私は日々思って、病気をして以来、今まで以上に努力を惜しまず、初心に戻って頑張っていくことが大事なんだと考えさせられました。
くも膜下出血のおかげ、といっては変ですが、みんなが経験できない経験をさせてもらった、と思えるようになりました。かなり時間がかかりましたけどね(^^:)

投稿: monta | 2006年5月 5日 (金) 01時05分

>montaさん

細かいところまで読んでくださってありがとうございます。
母が倒れてから、容態の覚書として毎日ブログをつけてました。
術後3週間くらいは容態が悪かったので、少しでも変化があると心配で、それを忘れないよう記録していました。なのでブログの最初の方は、今読むと感情が高ぶっているなー。って自分で思います(^^;;
最近は、容態が安定してきたので、私の気持ちも落ち着き、ブログの更新も落ち着き、更新の間隔が空いきてしまいました(^^;;

montaさんのように、患者さん自らこの病気のことを書かれているブログは少ないですよね。だからこそ貴重だと思います。命にかかわる病気なので、どのへんまで書いたらよいか、そのへんのさじ加減は難しいですよね。でもmontaさんのブログは、とても明るく書かれているので、読む方も励まされるのだと思います。それも今までの経験をバネに、いろいろチャレンジされているmontaさんのお人柄なのでしょうね。

投稿: りんご | 2006年5月 5日 (金) 23時37分

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